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知って得する建築知識

風力発電を考えてみよう

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住宅でエコや省エネというと、太陽光発電がすぐ思いつきますが、最近では風力発電という手段もあります。最近普及してきた風力発電を有効活用する有用性について紹介していきます。

■これからは風力発電が普及していく!?

エコや省エネという言葉を聞くと、住宅では太陽光発電を利用しよう、と思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、住宅でできる自然エネルギーの活用は、太陽光だけではありません。最近少しずつ普及しつつある風力発電があります。

一昔前までは、あまり滅多に風力発電を活用している住宅を見ることはなかったのですが、最近では技術の革新により、風力発電自体が小型化し、且つ費用も安くなったことにより、気軽に取り付けることができるようになりました。

まだまだ太陽光発電は費用的に安いとは言い難いところがありますので、もう少し太陽光発電が安くなるまでは、風力発電の方が普及していくかもしれませんね。もちろん費用としてもピンキリですので、確実に費用対効果が高いと言えるわけでないのですが。

さてその風力発電ですが、太陽光発電との大きな違いとしてはやはり24時間発電可能という点にあります。太陽光発電は夜間は発電できませんが、風力発電は風さえ吹けば昼間でも夜間でも関係なく発電することが可能です。

種類としても水平軸プロペラ型と垂直軸型があり、太陽光発電と併用できるタイプもあります。垂直軸型はあらゆる方向の風に対して有効ですので、家庭用としては使い勝手がいいのは垂直軸型かもしれません。

少しでも自家発電で賄うことができるようにしたいと考えているのであれば、やはりこれから一つの選択肢として風力発電が挙がってくることだと思います。

■風がない日はどうしようもない...

ただ、当然風力発電ならではのデメリットというものも存在します。

24時間発電可能というメリットとは矛盾するようですが、やはりある程度の風力が無いと発電することができませんので、無風の日などは電力を得られないということがあります。地域差もありますので、自分の地域はどうなっているかはやはり調査が必要です。

また、設置する場所も十分考慮する必要があります。建物の位置の関係上、なかなか風が通りにくい場所というのも存在します。なかなか風が通りにくい場所に風力発電を設置しても、ほとんど意味がないことになるでしょう。だからこそ設置場所については十分な事前調査も必要になります。

そして、取り付け場所によっては風力発電自体が破損してしまった場合は危険を伴う場合もあります。特に落雷には弱いので注意が必要です。

他にも意匠上の問題もあります。やはり小型ながらも見た目の存在感は大きいため、建物との印象がアンバランスになってしまいやすいという面があります。ただ、存在感がある分だけエコ意識を周りに促すことができるという面もありますが。

このようにデメリットもありますが、やはり自家発電できる設備というのは今後より一層需要が増えてくることになると思います。

もし太陽光発電は高額だからやめようかなぁと考えていたり、太陽光発電だけでは発電量が少ないなぁと考えているのであれば、風力発電という選択肢も考えてみるのもいいかもしれませんね。

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