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快適空間創造住宅

ハイブリッドeco換気システム

計画換気の種類と日本の気候の特徴

住宅の換気の方法には『第1種換気』と『第3種換気』とがあります。『第1種換気』は高性能住宅で採用が多く、『第3種換気』は最も広く行われている換気方法です。

第1種換気 吸気と換気の両方をファンで行います。必要な吸気量と排気量を確保するのに最も適しており、室内の圧力を常に一定に保つことができます。

第3種換気 給気を自然吸気とし、排気はファンで行います。一般的な住宅で多く採用されています。建物の機密が悪いと、排気効果が十分に得られないことがあります。

セントラル換気とは ダクトを用いない換気扇による換気を『局所換気』といいます。高性能住宅ではダクトを用いて各居室の換気や排気を行う『セントラル換気』が用いられます。

セントラル換気には

  1. ファンで給・排気する『第1種換気』
  2. 給気口を設けて自然に空気を取り入れ、排気だけをファンで行う『第3種換気』

とがあります。どちらも住まい全体を計画通りに換気することができます。

「ハイブリッドeco換気システム」は、第1種熱交換型換気システムです。

日本は温暖湿潤気候に属し、冬は寒くて湿度が低く、加温と加湿が必要。夏は暑くて湿度が高く、冷房と除湿が必要です。このため、熱と湿気を交換する全熱交換型換気システムが適しています。

欧州は西岸海洋性気候に属し、冬は寒いが湿度は高いので、暖房のみで良い。夏は暑いが、湿度が低いので、エアコンが不要です。換気は冬の排気から熱のみ回収する顕熱交換型換気システムが適しています。

日本と欧州は緯度30度から50度の間に位置する温暖で四季のある気候ですが、大陸の東側にあるか、西側にあるかで気候は大きく異なります。日本やアメリカの東側のように大陸の東側の気候は暖流と季節風の影響をうけ、夏は高温で降雨量が多く湿度が高く、冬は低温で降雨量が少なく湿度が引くい。一方欧州やアメリカの西側のように大陸の西側の気候は暖流と偏西風の影響で温暖で1年を通して平均的に雨が降るので、冬は温度は低いが湿度が高く、夏はやや温度は高く湿度が低い。日本は温度と湿度を交換する全熱交換型、欧州は温度のみを交換する顕熱交換型換気システムが適しています。

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