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快適空間創造住宅

快適空間づくりで考えること

「快適」と言っても感じ方は人それぞれです。暑いときは暑いなりに、寒いときは寒いなりに過ごす生活を快適と思う人もいるわけですので「これが快適」と絶対的にいうことはできません。ここでは「一般的に」ということで快適さを考えてみましょう。一般的に次のようなことを考えた家づくりをしていくと「快適」といえるでしょう。

①空気環境をきれいにすることを考える

室内の空気がきれいでないと快適とはいえません。今の住宅は以前からすると ずいぶんときれいになってきているように思います。なぜなら健康を害する化学物質が 以前は建材や接着剤などに多量に含まれていたのがシックハウス、ということで アレルギーやぜんそくなどになっていたわけですが法改正後は粗悪な建材はずいぶんと消えていきました。

又法律で計画換気が義務づけられるようになって、計画換気は必要なものという認識が広まり少なくとも新築の場合は設置されるようになってきたからです。詳しいことは後述するとして計画換気は本当に大事だと言うことを覚えてください。

それと昔のように内装はできるだけ自然素材を使い空気清浄に一役買ってもらうのも非常にいいことだと思います。天然の木(無垢材)も、珪藻土や漆喰も又、炭を塗るのも空気の浄化には役立ちます。

空気環境をデザインする

②温熱環境デザインのなかで熱と風について考える!

熱と風!というと大変難しく聞こえますが、この熱と風(つまり空気の動き)を知ることで「夏快適で、冬快適な家」が生まれるのです。 詳しくはこの後学んでいただくとして、どういう事かというと、一つは暖かい空気はどんどん上に上がっていきますよね、冷たい空気はどんどん下に落ちて行きます。

又熱の伝導は暖かい方から冷たい方に移動しますよね。 この原理を利用した冷房や暖房の考え方をすることで快適で健康な家になるんです。

温熱環境デザイン(熱と風)

③高気密、高断熱住宅を導入しましょう!

高気密、高断熱住宅というと、なにかヨーロッパやカナダや北海道あたりの住宅だと思っていませんか?それは全く違いますよ!これを取り入れることであなたの住宅は「夏は涼しい、冬は暖かい快適空間住宅」になるんです。

しかも省エネ、カビダニのない健康住宅、ヒートショックからの解放、シックハウスとはさようなら、長持ち住宅の実現、そしてただの省エネではないプラスエネルギー住宅の誕生・・・・・どうですか?いいことづくめではありませんか?

高気密・高断熱をデザインする

④湿度を考えた家造りを!

湿度と快適さは切っても切れない関係にありますよね!

  • 夏いくら冷房の温度を下げたとしても、もし湿度が80%だったら快適ですか?
  • 室内に湿度が多くて結露をしていたら快適ですか?
  • 目には見えない壁の中に結露したら快適でしょうか・・・

こんな事は家造りを考えるまで考えたことも無かったかもしれませんが、湿気があって温度が高くて、風通しが悪ければどうなるかというと、カビそしてダニですよ!

家の寿命も縮まるしあまりにもひどいと皆さんの寿命だって縮まるかもしれませんよ!

人のためにも家の壁の中の湿度もきちんと調湿するような家造りが大切です。

湿度を考えた家づくりを

⑤その他の快適な要素として、日あたり、通風、明るさ、遮音、等などを考える。

まだまだいっぱい快適に暮らすための要素はありますよね、皆さんは家造りに入られるときに間取りはこんな感じかな、外観はこんな感じがいいな、キッチンはこう、ユニットバスはこうしたい、ということから入っていませんか。

そういったことから入っていって本当に快適で心地よく過ごせる住空間ができるでしょうか?もちろんそれらは 非常に大事なことばかりですが、まだまだ先に考えることがありますよね。この後それぞれの項目をしっかりと勉強していただきたいと思います。

その他の快適要素を考える

ハイブリッドeハウス 建築プロデューサー 上野 勝

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