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ハイブリッドeハウス 快適空間創造住宅

ハイブリッドeハウスの温熱環境デザイン

夏を快適に (冷房の考え方:熱と風と換気)

温熱環境のキーワードは「熱」と「風」と「換気」

いかにその動き・性質を理解して、高効率設備を設置するかによって、その家の快適さが違ってきます。

 

熱の移動

対流式の冷房と空気循環装置を併用

高性能省エネエアコンにより冷房運転を24時間行なうことで暑さの原因である湿気を取り除き、爽やかな室内環境にします。空気循環装置の効果によって温度の片寄りが抑えられ、冷房効果が向上します。また、屋ね垂木間の空気層によって屋根の温度上昇を抑制します。調湿作用のある断熱材と内装材を使うとより効果的です。断熱材は特に「熱容量」の大きいものを利用することが重要です。

風の動き

部屋の最上部から涼しい風を感じます

高性能エアコンを住宅の最上部に設置することで、吹き抜けや階段部分から冷気が1階床まで降りてきます。冬とは逆に積極的に風を感じることで、設定温度を高めにしても涼しく感じます。冷気が降りてくるため最上部に設け、また降りる場所として吹き抜けがあることは非常に効果的です。

換気性能

冷気を逃がさず、きれいな空気にします

冬とは逆に、冷気を逃がさずに汚れた空気を換気します。また湿度まで交換するので、湿度の高い夏場も、快適に過ごせます。温度の熱交換率は90%、湿度の交換も行うため、湿った熱い空気がそのまま入ってくる第3種換気とは快適さが違います。

冷たく冷やした空気は上方から下に落ちるようなエアコンの設置をします。40坪程度までの2階建てなら建物外皮計画をしっかり立てると、3~4kwのエアコンで十分全館冷房ができるでしょう。

冷房の考え方は対流式エアコンが主流ですが、地中熱利用のヒートポンプによる輻射式冷房も今後取り入れられていくでしょう。ハイブリッドeハウスでもCタイプの冷暖房として考えています。

夏の空気の流れ

■冷房省エネルギー(熱交換)のメカニズム

ハイブリッドeco換気システムの『全熱交換器』で、熱い外気を各部屋の冷たい内気で少し冷やし、床下空間に送ります。また地中熱(夏の床下は25℃前後のヒンヤリした空間)がベタ基礎に伝わり、床下の空気をさらに冷やします。冷やされた床下の空気は、室内に給気されます。

■日本の夏(梅雨)は除湿が重要

空気中には湿度という湿度という目に見えないエネルギーがあります。同じ気温でも湿度が高いと蒸し暑さを感じ、低いと快適に過ごせます。常夏のホノルルで快適に過ごせるのは、湿度が低くカラッとしているからです。

世界的に見ても湿度の高い日本の夏では、湿気をいかに無駄なく排出し、また室内に取り入れないかが省エネのポイントになります。冷房の消費電力のほとんどは、除湿に使われています。「ハイブリッドeco換気システム」は、省エネ空調を実現するために、温度だけでなく湿度も交換しながら換気のできる「全熱交換型」の換気システムです。

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