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快適空間創造住宅

高気密・高断熱をデザインする

高気密・高断熱住宅を導入するメリットとは?


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高断熱住宅を導入するメリットを以下に挙げてみたいと思います。「高断熱住宅なんてⅣ地区、Ⅴ地区には必要ないよ」という声が今も住宅会社の中からさえも聞こえてくる現況ですが、本当にそうでしょうか?以下見ていきましょう。これは決して北海道などの特有なことではないということに気づいていただけるのでは、と思います。

1.作り出したわずかなエネルギーで生活できるプラスエネルギー住宅が可能

高断熱住宅とは熱損失の極めて少ない家なので、小さな暖房設備で家中を暖める事ができます。

ハイブリットeハウスでは、まずは自分で使う生活エネルギーは自分でつくりましょう、そしてつくったエネルギーを有効に使うために建物の外皮計画をしっかりとしましょう。

といのがコンセプトですがその根本になるものの一つが高気密断熱住宅と言うことになります。高断熱住宅は僅かなエネルギーでこれまでとは比べものにならない快適空間を作ってくれます。

2.冷暖房コストを下げる事ができる省エネ住宅

高気密・高断熱住宅は高い断熱性能と気密性能によって熱の損失を少なくしていますから、暖冷房にかかるランニングコストを大幅に削減することができます。電気代を気にせずに家の中は24時間どこでも暖かく、どこでも涼しく過ごすことができます。

3.夏は涼しい、冬は暖かい快適空間ができる。

これこそが皆さんが一番快適、と感じるところでしょう!

日本の家は、夏向きの風通しの良い家が造られて来ましたから、冬の寒さに対してはほとんど無防備な家でしたが、高気密・高断熱住宅は高い断熱性能を備えることで、夏涼しく冬暖かい「快適な空間」を実現します。

4.長持ち住宅(資産価値のある住宅)を実現できる

以前の日本の家は開放的な家でしたが、戦後、それが「閉じる」方向へ進み、家中に「結露」が発生し、25年程度しかもたない家になってしまいました。(国土交通省は25年、国連は30年といっています)

しかし高気密・高断熱住宅は「結露しない」家ですから、家の寿命を大幅に延ばすことになります。しかし戦後のバラック住宅から経済成長を遂げて来た日本人は、気密化が進む住宅で灯油やガスに寄る暖房をはじめたため25年で腐ってしまうような家を造り続けてきたのです。現在でもまだまだ7~8割の建物はそうだ、といえるかもしれません。

高断熱住宅とは、こうした生活の仕方を考え直し、暖かいのに結露で木が腐る事がないように作られた技術であり、それは家を長持ちさせるてめの技術なのです。ただ単に暖かい家、省エネの家ということではありません。

5.結露が無くなり、カビやダニの発生を抑制し建物も住む人も健康

家の中で起こる結露はカビやダニを繁殖させ、室内の空気中に舞ったカビの胞子やダニの糞、死骸が喘息やアトピーといった疾患を引き起こし、住む人の健康を害して来たのは皆様「シックハウス」という呼び名でご存じの通りです。結露の問題から開放された高気密・高断熱住宅では、カビやダニの発生を今までと比べることができないくらい抑えることができます。

断熱の効いてない家は、どんなに暖房をしても暖かくならないばかりか、暖房している部屋の暖まった湿った空気が北側の押し入れなどの冷たい壁に触れてビッショリと結露し、又その結露はカビやダニを繁殖させ、室内の空気中に浮遊したカビの胞子やダニの糞、死骸が喘息やアトピーなどを引き起こし、住む人を不健康にしてきました。

高断熱住宅は暖かさばかりではなく、まず、壁の中の結露を起こさないようにする事でカビやダニの発生を抑える、という事にも大きく役立っているのです。

6.計画換気が正しく稼動してシックハウスを防ぐ

これまでの気密性の低い家では、正しい換気は出来ませんでした。正しい換気とは、新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を排出する、というルートを明確にすることであり、これは「高気密」によってはじめて可能となります。高気密・高断熱住宅は、シックハウス症候群の原因となる室内空気汚染物質を正しい換気によって戸外に排出することで、住む人の健康を守ってるのです。

高断熱住宅は換気損失を減らす、という意味で「高気密」である必要があります。高気密であるということは、正確な換気が可能になる、ということです。正確な換気とは、居室に新鮮な空気を導入して台所、洗面所、トイレといったダーティーゾーンから排気する、という流れをつくることです。近年シックハウス問題で改正基準法により建材に使われる揮発性有機化合物(VOC)が規制される様になりましたが、このVOCの総てが排除された訳ではありません。規制し切れないものについてはその設置を義務付けた換気設備によって担保とようというものですが、実は気密性の低い家では正しい換気は行われません。高断熱住宅は、機密性によって正しい換気を可能にすることで住む人の健康に大きく寄与しています。

7.日本の住宅で最大のバリアーであるヒートショックからの開放

高断熱住宅は特定の部屋だけを暖める「局所暖房」ではなく、家中を暖める「全室暖房」を前提としているので部屋間の温度差は少なく、ヒートショックを大幅に抑える事が出来ます。ご高齢の方と同居されている方にとっては高気密・高断熱は家造りで外せないポイントとなります。

ヒートショックとは、暖かいリビングなどから急に寒い廊下などに出たときに温度差によって体への負担がかかることです。断熱性の乏しい家では、ヒートショックで高齢者が脳溢血を起こして倒れるという事故も頻繁に起きています。断熱性の乏しいこれまでの家では、暖房した部屋からお風呂に入ろうと脱衣室で裸になった老人が脳溢血で倒れる、という事故が当り前に起きてきました。この様に家の中の温度差は人の体に大きなストレスを与えるものです。

高断熱住宅は、家の中の一部の部屋を暖める、いわゆる局所暖房ではなく、全室暖房を前提としているので、言うの中の温度差は殆んどなく、ヒートショックによるストレスから開放された家と言えます。

8.地球温暖化(CO2削減)に貢献する

地球温暖化問題が取沙汰されてからもう随分経つのに、世界のCO2の排出量はどんどん増え続けています。日本で特に対策が遅れている住宅部門で真っ先にやらなければならないのは、熱損失の少ない家づくりであり、それは高気密・高断熱住宅を普及させることにほかなりません。地球温暖化問題が取沙汰されてからもう随分経つのに、CO2の排出量はどんどん増え続けています。

省エネ家電や自動車などにエコポイントをつけたり、一度は補助金を打ち切ってしまった太陽光発電の普及に向けて今、様々な施策が取られ始めていますが、断熱の効いていない家に太陽光発電を普及させても、それは単にエネルギーの垂れ流しをするだけで意味がありません。対策が遅れている住宅部門で真っ先にやらなくてはならないのは、熱損失の少ない家づくりであり、高断熱住宅を普及させる事に他ならないのです。

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