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自立循環型・環境貢献住宅

自立循環型住宅とは

自立循環型住宅とはどんな家?

最近になって自立循環型住宅が注目されるようになってきました。この自立循環型住宅とはどのような住宅のことを指すのか、ということについて紹介していきます。

■自立循環型住宅とは省エネ住宅!

自立循環型住宅という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

簡単に説明すると、この自立循環型住宅とは立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で居住性や利便性の水準を向上させつつ、居住時のエネルギー消費量を2000年頃の標準的な住宅と比較して50%にまで削減可能な住宅のことを言います。これは、国土交通省国土技術政策総合研究所と独立行政法人建築研究所によりガイドラインとしてまとめられました。

このように明確な基準が提示される、ということは分かりやすく良いことだと思います。当然エネルギー消費量が50%削減されていれば、月々のランニングコストも低くなりますので、施主としても取り組む要因になります。また、技術的にも現在では進化しましたので、それほど大きなイニシャルコストをかけずとも実現可能になりました。

後はいかに上手に設計するか、ということにかかっています。施主としてはいかに優秀な建築家を見つけることができるか、ということが重要になりますね。

■自立循環型住宅で活用される技術要素は?

参考までに、この自立循環型住宅で活用される技術要素について簡単に紹介していきます。

まず、大きく3つに分けられます。

  1. 自然エネルギー活用技術
  2. 建物外皮の熱遮断技術
  3. 省エネルギー設備技術

 

この3つをさらに細かくすると、次のように計13の省エネルギー要素技術になります。

①自然エネルギー活用技術
日射熱の利用、自然風の利用、太陽熱給湯、昼光利用、太陽光発電
②建物外皮の熱遮断技術
断熱外皮計画、日射遮蔽手法
③省エネルギー設備技術
暖冷房設備計画、換気設備計画、給湯設備計画、照明設備計画、高効率家電機器の導入、水と生ゴミの処理と効率的利用

全てに完璧に使うというよりも、立地条件や住まい方などの条件に適した要素技術を選択して適用する、ということが大事になりますので、是非自立循環型住宅に取り組んでみてはいかがでしょうか。

自立循環型住宅プロジェクトとは?

国土交通省国土技術政策総合研究所と独立行政法人建築研究所により、平成13年度から4ヶ年にわたり、自立循環型住宅の研究・開発プロジェクトが進められてきました。大学研究者や民間企業の研究者・技術者と共同して、住宅の居住時のエネルギー消費に起因する二酸化炭素排出量を半減させることの可能な住宅・設備機器技術の研究・開発が行われました。

現在、その成果はガイドラインとしてまとめられ、各地で講習会等を実施して普及をはかっています。

自立循環型住宅とは?

自立循環型住宅とは、

  • 気候や敷地特性など立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で
  • 建物と設備機器の選択に注意を払うことによって居住性や利便性の水準を向上させつつ
  • 居住時のエネルギー消費量(CO2排出量)を2000年頃の標準的な住宅と比較して50%にまで削減可能で
  • 2010年までに十分実用化できる住宅

・・・をいいます。

居住時のエネルギー消費量のグラフ

自立循環型住宅の設計に有効な要素技術

自立循環型住宅の設計には、効果が実証された13の省エネルギー要素技術が有効です。

住宅の条件

比較的温暖な地域(省エネルギー基準のIV地域)における木造一戸建て住宅が対象です。

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