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エネルギー高効率利用住宅

作ったエネルギーの損失を防ぐ建物外皮の熱遮断

せっかく作ったエネルギーは、大切に使い無駄な損失は防ぎたいもの。こまめに電気を消すことも、室温を調整することも大事ですが、肝心なのは家自体を燃費の良い家にする事。日本の家は、湿気が多いからと昔から風通しを良くすることが良いとされてきました。つまり、隙間の多い家なのです。そんな住宅をどのようにして変えていくか?を考えることです。

春の花粉や暑い日のクーラー、梅雨時や冬の空っ風…、考えれば窓を締め切りにする事が非常に多いです。ところが、部屋を冷やしているのに窓から熱がどんどん入り込んでくるし、冬はいくらストーブを焚いても足元はひやひやしています。日本の家は何と、40%以上のエネルギーを無駄にしているのです。いくら自分でエネルギーを作っても、このような燃費の悪い家では意味がありません。

<夏の熱侵入>
エアコンをかけてもどんどん熱は侵入してくる
クーラーで冷房した室内へ外から太陽熱が侵入してきます。窓からは何と71%の熱エネルギーが侵入します。ガラスを通して直射日光がさしこむと室温はどんどん上昇します。
<冬の熱の流失>
暖房熱はどんどん外に逃げていく
暖房の熱エネルギーは壁、天井などを通して室内から外へ逃げていきます。その中でも窓からの熱の損失は45%を占めます。外の寒さで冷えた窓は結露しカビが発生します。


出展:エーデルジャパン

エネルギー損失の少ない燃費の良い家をどうやって作る?

それならば、『少ないエネルギーでも、快適に健康に暮らせる家』、エネルギーを損失しない燃費の良い家をどうやって作るか ? 非常に大切なテーマです。以下に図示します。

上図は省エネルギー基準の「必須項目」と「採用したほうが良い項目」です。このような断熱・気密住宅では特に換気が重要になってきます。熱を遮断して空気だけをうまく通過させることは不可能ですので、計画換気の存在が重要になってくるわけです。

熱損失(エネルギーロス)の少ない
Ⅳ地区 Ⅴ地区でのハイブリッドeハウスのイメージ

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