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知って得する建築知識

暖房器具比較~暖房器具の賢い選び方~ (7/11)

暖房器具ごとの特徴を知る

暖房器具を上手に活用するにはそれぞれの暖房器具別の特徴・特性を知ることが大切です。上手な使い方ができていないと暖房効果が期待できないだけでなく、電気代や灯油代、ガス代など無駄な光熱費の元にもなります。

暖房器具における大まかな暖房法の違い

暖房器具による暖房方法は「暖房の基礎」でも解説したとおり、「対流熱」を利用したものと「輻射熱」を利用したものの二つがあります。

これは、簡単に違いを言うと、「空気自体を暖める暖房法(対流式)」と「暖房器具により発せられた熱線が当たる事で、あたったものが温まる暖房法(輻射式)」というように分けられるのです。
それぞれにより暖房能力やその性質が全く異なりますので、それぞれの適した使い方をすることが大切です。

対流熱を利用した暖房器具

部屋全体を暖める能力は高いですが、すぐに部屋全体を暖めることはできないので、短時間の暖房には不適といえます。また、空気をあたためるため、開放的な場所などでは効果が薄いです。

  • エアコン
  • 石油ストーブ
  • 石油ファンヒーター

適した利用法

  • 部屋全体を暖める場合

不適な利用法

  • 開放的な場所での利用(石油ストーブ除く)
  • ごく短時間での利用

輻射熱を利用した暖房器具

部分暖房能力が高いのが特徴です。また、一般に速暖性が高いです。部屋の空気をあたためるのではなく、部屋にある物体(人体を含む)を暖めます。そのため、基本的にはスイッチを切るとすぐに寒くなります。

  • 赤外線電気ストーブ
  • ハロゲンヒーター
  • パネルヒーター

適した利用法

  • 短時間でのスポット利用

不適な利用法

  • 断続的に利用すること(コスト面から対流式暖房の方が優れる)
  • 広い場所での利用

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